梅雨明けが目前に迫り、来る夏休みに胸を踊らせている生徒も多いでしょう。
リフレッシュも大事ですが、時間のある夏休みにはぜひ1学期に学んだことの復習に時間を割いてほしいものです。
特に英語や数学などは積み重ねの教科ですので、わからないことをそのままにしておくと授業についていくことが難しくなる可能性があります。
夏休みの学習を有意義なものにするためにも、いまのうちから自分の苦手分野を把握し、整理しておくといいですよ。
梅雨明けが目前に迫り、来る夏休みに胸を踊らせている生徒も多いでしょう。
リフレッシュも大事ですが、時間のある夏休みにはぜひ1学期に学んだことの復習に時間を割いてほしいものです。
特に英語や数学などは積み重ねの教科ですので、わからないことをそのままにしておくと授業についていくことが難しくなる可能性があります。
夏休みの学習を有意義なものにするためにも、いまのうちから自分の苦手分野を把握し、整理しておくといいですよ。
最難関といわれる灘や開成といった私立中学の算数の入試問題を題材に授業していて、その内容の複雑さに驚くこともしばしばあります。問題文も時として非常に長く、情報量も多いです。また、設定もかなり入り組んでいることが多いです。実際に、時間内に全てを解ききるとなると相当な実力が要求されます。いわゆる難問というものに対峙する際、複雑な設定を理解しやすいように自分でシンプルにすることが必要です。かつてフランスの哲学者であったデカルトは、「困難は分割せよ」という名言を残しています。困難な問題は、自分が分かるレベルに小さく分けていって、最終的に解決が必要な部分を抽出することが大切であると思います。
入試直前になると、苦手科目の底上げばかりに目がいってしまいがちです。しかし、ここで得意科目をほったらかしにしてしまうと本番で思わぬ失敗を引き起こします。本来得点が安定している科目なだけに、本番で思うように点がとれないと合格が一気に遠のいていきます。かといって苦手科目は伸びしろが大きいですから、この時期であっても苦手克服から逃げるわけにはいきません。オススメしたいのは、短時間でもいいので得意科目に関しては長い時間をかけずに「メンテナンス」を日々おこなうことです。例えば、数学なら毎朝数問ほど計算練習を行なったり、英語なら毎日1題だけ長文問題を解いたり。要は、得意科目のカンを鈍らせないようにすることが大切なのです。勉強はバランスが重要です、それは入試は総合点で決まるという事実が物語っています。要領よく乗り切って行きましょう。
国立大入試まで一か月を切った今、直前期の数学の勉強をどうしたらいいか分からないと悩んでいるいる人もいるようです。数学の力は短期間で伸びないと言われますが、頻出問題を効率よく復習して本番での得点につなげることは十分可能です。受験校が決定し、過去に取り組んでいること人が大部分でしょうが、そもそも過去問は「傾向を知るためのもの」であって、参考書ではありません。過去の頻出分野を確認したら、その分野についていままでやってきた参考書に載っている問題の復習を素早くやりましょう。ここで復習した問題の解法は必ず数学の試験で強力な武器になります。現役の理系受験生ならば、「数Ⅲの微積、複素数」と「数学Ⅱ・Bのベクトル、数列」の標準問題の解法を残り一か月弱で見直しておくと本番で大失点することはありません。標準問題はそのままの形で出題されることが多く、直前にやった問題が出たら周囲のライバルと大きな差がつけられます。最後の瞬間まで諦めないように。
英語の授業をしていて、副詞と形容詞をしっかりと区別出来ていない生徒が多いように感じます。例えば、almostを形容詞であると勘違いしている人はいませんか? mostとalmostはよくセンター試験でも狙われるポイントですよね。
まず押さえておきたいことは、副詞は名詞以外を修飾し、形容詞は名詞を修飾するということです。副詞はおおまかにわけて2パターンに分かれ、修飾される語の前につく「限定の副詞」と後につく「説明の副詞」に分かれます。限定の副詞には程度、頻度、評価、確定といった意味を表すものがあります。それに対し、説明の副詞には様態、場所、時間といった意味を表すものがあります。
副詞は5文型のどの要素にも属さないため、あやふやにされがちですよね。副詞をより深く学ぶと、英文の解釈力が一段とアップします。これを機に、副詞について今一度考えなおしてみましょう。
センター試験まで残り一ヶ月を切りました。皆さんは過去問や予想問題での演習に励んでいることだと思います。演習をしていくなかで、得点が伸び悩んでいる分野を見つけた人もいるでしょう。おそらく、そこはあなたの苦手分野です。直前期のいまだからこそ、苦手としっかり向き合ってみてください。発想を変えれば、一番得点アップが見込めるところなのでオイシイですよ。有機化学の合成高分子のところや、物理の原子など対策が手薄のまま試験に向かう生徒が多いことも事実です。本番に苦手分野から出題されたら、まるまる点を落としてしまうことにもつながり、厳しい結果になります。是非、苦手と向き合ってみましょう。
頑張っても頑張っても理系科目の点数が上がらない人へ。
まずは、足元を見よう。点数が上がらない原因はおそらく計算ミス。
解き方は分かっていたのに、計算を間違えたせいで点数が下がるのはもったいない!
しかしテストの点数が低かったことを「計算ミスした」などと言い訳をしていても仕方がないことである。結局、模試や入試で大事なのは結果。記述試験なら部分点をくれる可能性があるにしても、センター試験に関しては点数を左右するのは最終的な答えのみ。計算ミスは克服しなければならないものだとよく分かる。
計算ミスを防ぐための方法は基本的に、符号に気をつける、検算をする、などがあるが、計算ミスをしないようにするためのアドバイスを1つしたい!
私たちの身の回りの生活は、数字で溢れている。車のナンバーや商品の値段など。それをうまく使って計算に慣れていこう。
例えば、消費税(現在8%)がある。(正直難しい)
何か物を買うときに税込みの値段を計算してみよう。
150円の商品だったら、150×1.08=162(円)
他にも、車のナンバーがある。ナンバーが4872だったら、48と72の最大公約数(24)や、最大公約数(144)を求めたり、これくらい簡単だよ!という人は
48×72(3456)を計算してもいい。
それを登下校中にすれ違う車や、見えた車で計算してみて欲しい。
これだけで、計算力は格段に上がると思う。
計算ミスで悩んでいる人は、是非これを実践してほしいと思う。
センター試験まで残り少ないですが、どのように過ごされているでしょうか。現役生の皆さんは、直前期であっても学校で過ごす時間が長いはずです。一人で勉強がしたい!と思っていても、ここはひとつ我慢しましょう。学校での演習時間、授業を有効利用すべきです。そのなかで新たな自分の課題や、復習項目を学校にいる間に解決できるはずです。そうすることで自宅学習では本当に自分に不足しているところだけに集中することができ、結果的に入試で優位に立てます。無駄な時間など無いと自分に言い聞かせましょう。この時期は過去問、予想問題の演習ばかりになりがちですが、演習後の解答解説の読み込みとポイント整理もすばやく行っていくことも忘れずに。
センター試験で平均点が一番低いとされている、数学Ⅱ・B。最後まで苦手のままで本番を迎える生徒も多いようです。この科目は、基礎の抜けが無くても過去問形式での演習が少ないと点にならないという特徴が他の科目に比べて目立ちます。攻略のポイントは、試験内容に着目することです。出題内容はここ10年、大問1に図形と方程式の基本問題が入ってきたこと以外にはほぼ変化はありません。それだけでなく、各大問で問われる事項も基本的には過去に出たものと「ほぼ一緒」と言い切れるものです。たとえば、微積(30点分!)を例にとると、最初に微分させて接線を求めさせ、曲線や直線で囲まれた面積とその最大・最小値を求めさせるといったお決まりのパターンを何回も繰り返しています。他の大問も似たようなもので、「過去問10回分」を満点になるまで繰り返し解き直すとパターンをほぼ網羅できるでしょう。次から次に新しい問題へと取り組むといった「数をこなす」勉強だけでは、内容が薄くなります。苦手科目ほど、同じ問題にあたって精度を上げていくほうが効率はものすごく良いのです。センターまで2ヶ月ほどですが、Ⅱ・Bで結果のまだ出ていない生徒は急いで是非過去問10回分を解き直してください。その後、予想問題数回分で過去問学習で得た知識をアウトプットすると十分な効果が得られますよ。試験本番、「またこのパターンか」と思える瞬間が必ず訪れます。
物理の熱力学の分野に、熱効率というものがあります。気体の状態を順次変化させ、もとに戻すという1サイクルの間に高温の熱源から吸収した熱量のうち、どれだけ外に真の仕事をしたかを示す指標です。ここで、みなさんが学校から帰ってきて3時間の家庭学習をしたとします。果たして、自分は3時間を最大限に活用できたと自信をもって言えるでしょうか? 残酷なことに、ある人の3時間の実質的な勉強量は、ほかの人の1時間分であった可能性あるのです。人には能力差があるのが当たり前で、同じ時間(熱量)を与えてもらっても、実際の仕事量は異なってきます。競争である受験の神髄はここにあります。効率よく得点を上げていくために、いかに自分の学びに工夫を加えていくか。勉強を教えてもらうだけではなく、周りの先生にこういったところのアドバイスを求めていくのも大事です。もう一度、自分の熱効率を振り返ってみましょう。