ある生徒から、「円周率って何桁も計算されているけれど、あれはどういう計算式で出しているんですか?」という質問を受けました。確かに、円周率の定義は「直径に対する円周の比」ですから、円周の長さを測ることができれば計算はできますが、何十桁も数字を出せるほど正確に円周の長さを測るのは実際には不可能です。
実は、近年の円周率は無限級数展開や逆三角関数を用いて近似計算で出されているため、高校までで学習する範囲では計算することができません。しかし、「円周率ってたくさん桁があるけど、どうやって計算したんだろう?」と疑問を持つことは非常に大事な考え方だと思います。
日々の学習の中で、たくさんの新しい疑問や発見をしてほしいと思います。