整数問題は受験生が苦手とする分野の1つです。ほかの分野に比べて、解法が漠然としていることが原因のひとつかもしれません。難関国立大の入試において難しすぎて差がつかないような整数の出題がみられることもありますが、基本的な問題にはいくつかのパターンがあります。まずは、このレベルを確実にできるようにしておくことが重要です。整数問題の解法が漠然としているとは言っても、ゴールはどの問題も同じで、「範囲(幅)を絞る」ことです。例えば、整数pが1以上√5以下と分かれば、pの候補は1と2と分かるでしょう。この範囲(幅)の絞り方が問題の形によって変わっていくだけなのです。参考書や問題集で基本、標準問題の解答解説を読みこんで、その手法を真似ていくと習得は早いです。どの分野にもいえることですが、苦手分野であっても足を引っ張らないようにしておくことが難関突破の最低条件です。手を抜かずに頑張りましょう。