明日で11月も終わり、12月になります。進路が決定した人もいるでしょうし、周りと自分を比べて焦っている人もいるでしょう。
「解ける問題と解けない問題の差がある」
「見返してみると、なんてことない問題だったのに…」
この時期によく耳にする言葉です。
これから大事なのは、自分、特に弱点をしっかり見つめることです。
自分と見つめあった時間は、本番に自信となって帰ってきます。
まだ時間はたくさん残されています。どう使うかは、あなた次第です。
(体調管理もしっかりと…)
明日で11月も終わり、12月になります。進路が決定した人もいるでしょうし、周りと自分を比べて焦っている人もいるでしょう。
「解ける問題と解けない問題の差がある」
「見返してみると、なんてことない問題だったのに…」
この時期によく耳にする言葉です。
これから大事なのは、自分、特に弱点をしっかり見つめることです。
自分と見つめあった時間は、本番に自信となって帰ってきます。
まだ時間はたくさん残されています。どう使うかは、あなた次第です。
(体調管理もしっかりと…)
センター試験で平均点が一番低いとされている、数学Ⅱ・B。最後まで苦手のままで本番を迎える生徒も多いようです。この科目は、基礎の抜けが無くても過去問形式での演習が少ないと点にならないという特徴が他の科目に比べて目立ちます。攻略のポイントは、試験内容に着目することです。出題内容はここ10年、大問1に図形と方程式の基本問題が入ってきたこと以外にはほぼ変化はありません。それだけでなく、各大問で問われる事項も基本的には過去に出たものと「ほぼ一緒」と言い切れるものです。たとえば、微積(30点分!)を例にとると、最初に微分させて接線を求めさせ、曲線や直線で囲まれた面積とその最大・最小値を求めさせるといったお決まりのパターンを何回も繰り返しています。他の大問も似たようなもので、「過去問10回分」を満点になるまで繰り返し解き直すとパターンをほぼ網羅できるでしょう。次から次に新しい問題へと取り組むといった「数をこなす」勉強だけでは、内容が薄くなります。苦手科目ほど、同じ問題にあたって精度を上げていくほうが効率はものすごく良いのです。センターまで2ヶ月ほどですが、Ⅱ・Bで結果のまだ出ていない生徒は急いで是非過去問10回分を解き直してください。その後、予想問題数回分で過去問学習で得た知識をアウトプットすると十分な効果が得られますよ。試験本番、「またこのパターンか」と思える瞬間が必ず訪れます。
物理の熱力学の分野に、熱効率というものがあります。気体の状態を順次変化させ、もとに戻すという1サイクルの間に高温の熱源から吸収した熱量のうち、どれだけ外に真の仕事をしたかを示す指標です。ここで、みなさんが学校から帰ってきて3時間の家庭学習をしたとします。果たして、自分は3時間を最大限に活用できたと自信をもって言えるでしょうか? 残酷なことに、ある人の3時間の実質的な勉強量は、ほかの人の1時間分であった可能性あるのです。人には能力差があるのが当たり前で、同じ時間(熱量)を与えてもらっても、実際の仕事量は異なってきます。競争である受験の神髄はここにあります。効率よく得点を上げていくために、いかに自分の学びに工夫を加えていくか。勉強を教えてもらうだけではなく、周りの先生にこういったところのアドバイスを求めていくのも大事です。もう一度、自分の熱効率を振り返ってみましょう。
高校数学、物理にはたくさんの公式が出てきます。闇雲に暗記したりしていないでしょうか? 残念なことに、みなさんを待ち受ける大学受験においてはただ公式を当てはめて解けるような類の問題はほとんど出てきません。教科書の説明をしっかりと読み込んで、公式に隠されている数学的意味や物理現象を捉えていることが大切です。このことが公式の運用能力アップにつながり、実際の入試での得点力アップにつながるのです。
「評論文は得意だが、小説はどうしても得点がブレてしまう」ということはありませんか? こういう生徒は、小説を勘や雰囲気で解いている傾向にあります。センター試験は受験者数の最も多い試験であり、勘や雰囲気で解かせるような問題を出題することは絶対にありません。必ず文中に解答根拠があるということを意識して問題演習に取り組むことが大切です。ポイントは3つあります。1つ目は、シチュエーションをおさえること。「いつ」、「どこで」、「誰が」、「どうした」のかを正確にチェックしましょう。2つ目は、登場人物の心情(動作、表情、様子、台詞など)をチェックすることです。この際、先程確認したシチュエーションを踏まえ、特定の人物の心情や動作などを導く「きっかけ」に注意しましょう。3つ目は、心情が特定の表現の表現で示されている場合は、その表現がどのような心情を示すのかを辞書レベルで理解していることです。以上のことを意識しながら問題演習に取り組み、解答速度を上げていくことが得点力につながっていきます。あきらめずに頑張っていきましょう。
基礎がまだ固まっていない、あるいは固まっているかどうかまだ自信が無いという生徒であっても、センター対策を本格化させなければと焦ってしまうものですよね。過去問や予想問題集の一年分(あるいは一回分)を時間を計って解いた後で復習、という流れが一般的だと思いますが、ここは一工夫して欲しいと思います。「分野毎に潰していく」という方法です。例えば物理で電磁気の分野が苦手ならば、電磁気の大問だけを数年分(数回分)といて復習していくのです。分野ごとに征服していくと知識の整理がスムーズに行えて、闇雲に演習していくよりも得点がぐんぐん伸びていきますよ。