試験に対する姿勢

今日は模試日で、私は試験監督として教室に立ちました。

生徒の試験態度を観察していましたが、試験に向かう姿勢は本当に生徒によって様々でした。

落ち着いて次の教科に備えてテキストを眺める子、寝てる子、ダラダラと無駄話をしている子。

模試を受けるということは、自分の弱点を知ることができるだけでなく、試験本番の空気感を体験することができる貴重な機会です。

模試を今後受ける際は、せっかくですから本番を意識してみましょう。

休み時間もただダラダラ過ごすのではなく、どう過ごせば次の科目に最高なコンディションで臨めるかを考えて過ごしましょう。

何の意味もないイベントにはしないように。

英語は長文和訳ができればいいの?

今日は英語の授業を行いました。

英語の学習は4技能を中心とした「使える英語」を身に着けることを重視しようという方向に向かっています。

でも,今の大学受験で大事なことは英文の下線部和訳やパラグラフ全体の和訳といったことができるようになることです。

少しずつ変化しているとはいえ,まだまだこの流れは変わっていません。

このことを踏まえて,今日の授業は…やはり和訳が中心。

いかに自然な日本語にできるかどうかということに意識を置いて練習を繰り返しました。

受験生にとって大事なことは,合格することです。

本当は本質の追求が重要なのですが,合格への近道としては和訳の練習が大事なんです。

この矛盾を含みながら受験生は勉強しています。

雪に耐えて梅花麗し

タイトルにある言葉、知っている人も多いのではないでしょうか。元広島東洋カープ投手、黒田博樹さんの座右の銘としても知られていて、出典は西郷隆盛の言葉だと伝えられています。意味としては「寒い冬の雪に耐えた梅の花だけが、春に麗しく咲き誇る」、すなわち「苦しいことを乗り越えたその先にだけ、望むものが見えてくる」ともいえるでしょうか。

今日、福岡県内は大規模な花火大会が行われています。そんな中、授業をした高校3年生の生徒は「花火には行きたかったけれど、私は志望する大学に行くという目標があるので我慢しました。」と言っていました。

何かを成し遂げようとすれば、必ず何かを犠牲にしないといけません。この夏休み、勉強を怠けたくなるような誘惑もたくさんあるでしょう。しかし、特に受験生にとっては、志望校合格につながる大切な時期です。次の春に、自分の笑顔が咲き誇るかどうかは、これからの時期の誘惑に耐え、自分で努力し続けられるかどうかにかかっているかもしれませんよ。

演習を通して学力の定着を

学校や塾の授業で習った直後は分かったと思っても、いざ自分で問題を解こうとするとなぜか解けない、ということはよくあることだと思います。

これをなくすためには、習って分かったと思った時点で終わることなく、その知識が定着するまで何度も何度も演習問題を繰り返し解く、ということが必要です。この知識を定着させるという作業を怠ると、いつまでたっても解ける問題の数は増えていきません。

「学問に王道なし」です。日々の努力を積み重ねることが学力アップの一番の近道であり唯一の道なのです。

理解を伴った学習

本日は高校1年生の物理基礎の授業をオンラインで担当しました。単元は高校物理の最初の関門である等加速度運動です。彼は3つの公式をなかなか覚えられず、問題にも適用することができないと悩んでいました。話していくうちに、公式の意味を理解せずにやみくもに覚えようとしていたことに原因があったことが分かったのです。公式の成り立ちを授業で理解してもらい、演習問題にあたってもらうとビックリ! すらすらと公式を使えるようになっていました。このように、公式をモノにするということはその背景を理解した上で使いこなせる状態を指します。高校生は特にこのことを意識してこれからの学習に望まないと、壁にぶち当たることになると思います。与えられたツールの意味を理解していく姿勢を忘れずに。

基礎固めの重要性

梅雨も明け、うだるような暑さが続いていますが、皆さん学習はうまく進んでいるでしょうか? 本日のオンラインの授業では、私立文系の高校3年生の生徒に指数・対数の分野を教えました。彼女は某私大の文系学部を数学で受験希望していますが、通っている高校では数Ⅱ分野の授業がないとのこと。そのため、基本事項の習得に重きをおいた授業になりますが、彼女は熱心に重要事項を押さえようとメモをとっていました。受験生の場合、本格的な過去問演習に入るためには受験校のレベルに沿った基礎固めが夏の間になされていなければなりません。いかなる応用問題であっても、基本事項の組み合わせによって成り立っているからです。まだ成績面での結果を残せていないという生徒も、夏の間は焦らずじっくりと腰をすえて基礎に取り組んでみてくださいね。

数学は暗記科目?

今日、数学の質問を受けました。内容は、「2次不等式と判別式との関係がわからない」というものです。

数学や物理には公式や定理がたくさんあります。これら全てを覚えて、使いこなすのはなかなか大変だと思います。しかし、僕は「数学や物理で丸暗記する公式はなるべく少なくすべきだ」と考えています。例えば、今日受けた質問も、判別式が解の公式から来ていてx軸とグラフの関係を表しているということを理解していればすんなりと受け入れることができるものです。

このように、本質を理解していれば暗記せずとも理解できるようなことが数学にはたくさんあります。効率的に勉強をして、せっかくの記憶力は英単語を一つでも多く覚えることにあてたほうがいいのではないかと思うのです。

 

ニュースに関心を持つ

 

7月は高校3年生にとって進路を決める大切な時期です。高校で3者面談が行われ、推薦入試に向けての学習を始めるという生徒も多いですね。

推薦入試といえば、小論文が課されることが多いです。小論文の対策というと、どういうものを考えますか?

必要なものは圧倒的な「知識」です。雑学でも何でも知らないことには書けないので、「知識」を得ることに力を注ぐべきです。

そこで大事になるのが「ニュースに関心を持つ」ということです。時事問題は多く出題されます。さらに、日ごろからニュースに関心を持っていれば、幅広い観点から論じたり自分の意見を述べたりすることができると思います。このように、少しずつでも関心を持つことで、きっと大きな成果につながると思います。

志望校に目標を定めた勉強を

今日が終業式で、いよいよ夏休みという人も多いのではないでしょうか。受験生にとっては勝負の夏の始まりですね。

夏は時間に余裕があり、自分のやりたい勉強ができますが、だからといって全部やろうとすると時間が足りません。今までは色々な科目を平均的に勉強することも大切でしたが、受験を半年後に控えた受験生にとっては受験科目を極めるつもりで絞った勉強をすることが重要になってきます。

たとえば、「自分はこの夏は地理をマスターするんだ」など具体的な目標をひとつ決めてみましょう。

夏は計画を立ててから

1年の1/3が過ぎ、夏本番を迎えようとしています。部活動に励んでいる人は3年生がそろそろ引退し始め、2年生が新チームの最高学年として活躍し始める時期です。夏といえば、海、山、川、プール(?)、部活、夏祭り、、、、楽しいことが目白押しですね。しかし、受験生にとっては「天王山」と言われるほど厳しい季節です。「ここを制したものが受験を制す」と言われることもあります。ですが、さほど気負う必要はありません。夏休みに入る直前の、まさに今この時期に夏の計画を明確に立て、それを確実にクリアしていけば何の問題もありません。 受験生以外の皆さんもウカウカしていられませんよ。夏を超えて急激に成績が上がる人たちがいます。その集団に置いて行かれないよう、受験生の練習と思って計画を立てて過ごしてみましょう。より充実した夏休みとなるはずです。