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令和6年度福岡県公立高校入試問題分析とアドバイス【理科】

  • 2024/03/16
  • ブログ

こんにちは、筑紫修学館スタッフブログです。
今日もご覧いただきありがとうございます!

公立高校入試問題の分析、第4回は理科です。

【理科】

【難易度】

教科書の基本的な内容が多く、記述問題でやや難度が上がったとしても、全体的な難易度はほぼ例年並みになると思われます。

【全体の傾向】

大問は8問で、構成も例年どおり、生物分野・化学分野・地学分野・物理分野の順になっています。配点も各分野15点ずつで平均しています。

大問1  動物の分類(セキツイ動物)

(小問数)
5

(形式)
動物の分類の表や先生と生徒の会話が示され出題されています。

(分析)
セキツイ動物の分類と特徴を理解しておけば難しくない問題でした。両生類とハチュウ類の体表の特徴は違っており、ハチュウ類は乾燥に強いため陸上生活に適しているというのは問われることが少なく、理解していても戸惑った生徒が多かったと思われます。卵生とちがい胎生はどういう特徴があるかを「雌の…」に続くように記述するのは、内容が当たり前だからこそ記述に自信が持てないことがあったかもしれません。

大問2 植物の光合成

(小問数)
5

(形式)
光合成に関する実験の考察についての出題です。

(分析)
実験の手順をよく読み、どんな結果になるかを考えながら問題を解くことがポイントです。問3の記述問題では「光」という語句を使わなければならないのですが、「光合成で使われる物質」や「石灰石は白くにごり」という説明から二酸化炭素について書くことが要求されています。

大問3 酸化銅の還元反応

(小問数)
4

(形式)
酸化銅と炭素を使った酸化還元反応の実験内容を読んで解く形式です。

(分析)
物質の性質を理解すること、実験で注意しなければならないこと、化学反応式を書くことなど、教科書の基本内容でした。

大問4 中和反応

(小問数)
5

(形式)
イオンと中和反応に関する出題で、学校の定期考査にもよく出る、塩酸と水酸化ナトリウムの中和反応の実験が示されました。

(分析)
土のpHについての問題は、消石灰を使った石灰水がアルカリ性であることから考えて解く必要がありました。

大問5 地層

(小問数)
4

(形式)
地層に関するスケッチを見て分かることを答えさせる出題です。

(分析)
基本的な内容で、教科書ベースといえます。地層に関する基本的知識があれば、解きやすかったと思われます。問4の記述問題についても教科書にはありますので、すみずみまで学習しておくことが大事です。

大問6 天体の動き(金星)

(小問数)
4

(形式)
金星に関する内容で、先生と生徒の会話を読み取りながら問題を解く形式です。

(分析)
実力問題でよく出される問題でした。基本内容とはいえ、中学の最後のほうで学習するため、復習量が足りていない単元ではあります。問3や問4の記述問題も、理解していなければ書けない問題ですので、日ごろから理解をしておくことが必要です。

大問7 ばねと力の大きさ

(小問数)
4

(形式)
表を読み取って、ばねにはたらく力を考える問題です。

(分析)
問4は図4の力Fに合わせて作図しますが、図3のばねBののびが何㎝になるかはのびの比を考えて計算する必要があるため要注意でした。

大問8 電流と回路

(小問数)
5

(形式)
回路図から電気に関する問題を解く形式です。

(分析)
基本的な内容で、原則にしたがって丁寧に計算することが必要な問題です。

【次の学年への学習アドバイス】

難易度は60%前後で例年変わらないので教科書の基本的な内容をきちんと理解していることが大事です。過去に出された問題と同じ傾向の問題が多く出題されていますので過去問題を解いておくことは必修です。記述問題では出題の意図をくみとって、キーワードを外さないことが求められています。作図やグラフは正確に書く練習が必要です。実験の目的や結果(今回は途中経過)などはていねいに学習し理解しておきましょう。

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