みなさんこんにちは★
「みやこ町の町立中学校で、臨時教員免許を持つ大学4年生2人が
非常勤講師として勤務している」というニュースが教育現場で波紋を呼んでいるようです。
ちなみに、臨時免許は教育職員免許法に基づき発行されており、
法律的には何の問題もないとのことです。
「大学生が教壇に立っていた」ということに衝撃を受ける方もいたかもしれませんが、
それ以上に「学校現場が人手不足である」ことが問題だと思います。
実は2013年のデータでは、福岡県の常勤講師が占める割合は11.5%で、全国で5番目の多さです。
常勤講師は担任を持ったり、部活動のめんどうをみたりなど、
仕事量も課せられる責任も正規教員と同じです。
それにも関わらず、短いスパンでの異動が頻繁にあり、給与も低いのが実態です。
その結果、モチベーションを維持・向上できない常勤講師も少なくないという話も耳にします。
正規の教員を増やすことが問題解決の近道なのかもしれませんが、
退職期を迎えた大量の50代教員の補充をすると、
これからさらに少子化が進行していく中で余剰人員が発生します。
教員のいびつな年齢構成を正すためには、採用を抑えざるを得ないのです。
筑紫修学館には「先生志望」の生徒がたくさん通塾しています。
この生徒たちを学校現場に送り出すのはまだまだ先の話…。
一刻も早く問題の改善に着手していただきたいものです。