みなさんこんにちは★
天気良いですね!昨日は春期講習1日目でいきなり雨が降り
「おいおい・・・・」と思いましたが、晴れです。快晴です。
私も思わず布団を干して家を出ました。帰って寝るのが楽しみです。
今日は二日市校や大橋校の春期講習1日目なので、該当校舎のみなさんは頑張ってくださいね。
さて今日の新聞一面を見ると、ほとんどが同じ内容ではないかと思います。
広島高等裁判所で昨年の衆議院選挙の結果は無効だとする判決がでました。
・・・・・・・・で?
と思った方、勉強が足りませんよ!
社会の授業で「1票の格差」という言葉を聞いたことがありますか?
選挙は公民の授業で習うように平等選挙です。あっちの人に比べて自分の票の価値は
半分しかないという状態は決してあってはならないことなのです。
しかし日本では大昔に決められた選挙区のまま、ずっと選挙をやっています。
その間に過疎や過密がどんどん進んで人口も移り変わりをしてきたのに
選挙区は変わらないものだから、やけに人がいないのに議員が出てくるところや
めちゃくちゃに人が多いのに議員が少ししか出てこないところが存在してしまい
結果的になんか価値が違うよね、となってしまった・・・・という訳です。
で、今回の衆議院選挙では最大2.43倍の差が生まれてしまい
そんな選挙は無効だろ!という弁護士グループが全国で訴えを起こしています。
今までは「あ~今年もやってるやってる」ぐらいにしか思っていませんでした。
というのも今まで訴えを起こしても
「まぁ良くないんだけど、国会にまかせようぜ」というテンプレ判決ばかり。
しかも当の国会が「次の選挙から本気出す」としか言わず、お互い放置状態が続いていました。
新聞には、行動しなかった国会についに裁判所の堪忍袋の緒が切れた!なんて書かれていますが
個人的にはちゃんとけん制しなかった裁判所にも問題があるのではと思ってしまいます。
そして今回この判決で困っているのは自民党。
自分達が大勝利した選挙が、憲法違反なので認められませんと言われた上
やり直しを命じられた選挙区から出てきた議員が現在外務大臣を担当している事から
違憲の選挙区から選ばれた議員を大臣にしているなんて何事か!という
野党の格好の標的を作ってしまったからです。
安倍首相は一定の目処が立てば、選挙制度の見直しを進めたいと言っていますが
さて、どうなるものでしょうか?
今公民を勉強しているみなさんが選挙権を持つ頃には、おそらくネット選挙が解禁され
選挙区割りの改正も進んでいることだろうと思います。
だからこそ、今のうちにこうした政治に関する事柄や世の中の流れをしっかり
理解できるようになっておきましょう。