さて、前回から続きましてこんにちは!
なんだかブログが国語の授業のようになっておりますが、
まだまだお話は続きますよー!
前回は自分の気持ちを伝えるために、
「あなたのことがこれほど好きなんですよ」という想いを和歌にのせて
相手に送るわけですが、この和歌の上手い下手で結ばれるかどうか決まる・・・
という内容でした。
みなさんも知っているであろう、小野小町。
絶世の美女と謳われ、とても歌を詠むのがうまく「六歌仙」の一人。
平安初期の女流歌人の中でナンバーワンといわれています。
花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに
【現代語訳】
桜の花の色は、むなしく衰えて、春の長雨が降っているうちに色あせてしまいました。
ちょうど私の美貌が衰えたように、恋や世間のもろもろのことに思い悩んでいるうちに。
この和歌は非常に有名ですよね。皆さんも一度は聞いたことがあるでしょう。
桜の花が盛りを終えて色褪せてしまうように、自分も美しさが衰えてしまった
ものだわ…と少し切ない和歌ですね。
ワタクシが色々な和歌を見て思うのは、今も昔も考えることはそんなに変わらないんだ
ということですかね。
今はSNSやインターネット、技術が進歩して便利な時代になりましたが、
美しい桜や青々とした緑、鮮やかな紅葉など、自然をみて「綺麗だなあ」なんて思ったり
恋愛でうまくいかないことに思い悩んだりと、思うことは一緒です(笑)
恋の歌は昔の人のラブレター。思いが伝わるかどうかで決まるっていうのも、
今とさほど変わりはないのかもしれません。(文章力が大事なんですよ!みなさん!)