授業コンテストとは?
毎年、暑い夏の到来とともに行われる筑修の講師による授業コンテスト。この「授業コンテスト」は学期ごとに開催され、講師たちはプライドを賭けて「授業コンテスト」に臨みます。
このコンテストの日程が決まったら、筑修の熱血講師群は早く来て授業の練習をしています。かなり早めに校舎入りして授業練習をする講師、ギリギリまでイメージトレーニングを行ってから校舎入りする講師など、「授業コンテスト」に向けて最終チェックのやり方は講師それぞれ。
どんな授業が生徒を飽きさせないか、楽しく学ばせることが出来るか、学力向上が果たせるかと、各々が工夫をこらした授業を展開して、最優秀賞を狙います。1人7分間という制限時間の中、「授業の質」の高さを披露し合います。全員が揃ったところでまず行われるのは、くじ引き。授業の発表順は公平に決めていきます。
果たして、一番に輝いたのはどの講師なのでしょうか!!
授業コンテスト開催!
審査員長である伴塾長の訓示を皮切りに、すぐに参加者のパフォーマンスが始まります。教科の枠を越え、発声・板書・アクション・説明の分かり易さなど、様々な観点から授業の技量を競っていきます。
童謡を歌いながら詩の解説をする国語科の講師や、サッカーボールを使って天体の解説をする理科の講師など、普段の授業の中で生徒に「いかに分かり易く教えるか」を追求し、そして教室の中で実践している指導が「授業コンテスト」のステージで繰り広げられます。
コンテストの観点は、
①授業の姿勢(常に生徒の方に体を向けているか) ②板書の質(美しくまっすぐ書けているか、色使いは良いか)
③発声(声の大きさ・声のメリハリ) ④説明の仕方 ⑤難易度(クラスのレベルに合っているか)
⑥工夫(授業に工夫があるか) ⑦ペース(クラスに応じたペース配分) ⑧魅力
の8項目で審査されます。
レベルアップにつながるコンテスト
新人講師の場合:
“筑修の授業自慢”が集まって授業を繰り広げる「授業コンテスト」は新人講師にしてみれば、絶好の勉強の場です。先輩講師の技を盗み、日々の指導に活かそうと必死になって授業見学を行っています。
先輩講師の授業を、自己に重ね合わせながら研究しています。
コンテスト参加者の場合:
ベテラン講師にとっても、同僚や新人講師と切磋琢磨し授業スキルを向上させる良い機会です。他の参加者の授業パフォーマンスの記録を取りながら、今後の授業の参考にしています。
年に1回のイベントですので、講師たちは皆、工夫してコンテストに臨みます。ベテランがいつも勝つとは限りません。若い講師ほど工夫を凝らした授業でベテランの技量に望みますので、毎回斬新な工夫が飛び出し、皆の参考になります。
すべての授業が終わると審査員の方々の審議が始まり、エントリー者はドキドキしながら結果を待ちます。そして、最優秀賞が発表されると歓声があがると共に納得の拍手も響き渡りました。
授業コンテストはあくまでもパフォーマンススキルを競い合うもので、これだけでは「生徒指導」は成り立ちません。宿題の指導などの家庭学習管理はもとより、普段からの生徒とのコミュニケーションや挨拶などの普段の生活の指導も「生徒指導」には欠かせません。我々は、これらが全てできてこそ「師弟関係」が構築され、大きな学習効果が表出すると考え、実践しています。
<授業コンテスト以外の講師研修の取り組み>
生徒
アンケート
塾内実力テストの際に、毎回アンケートを取ります。「板書」「説明」「熱意」などの評価項目を点数化し集計します。なかには「先生に続けて授業を持ってもらいたいですか」等の厳しい採点項目もあり、講師たちのやりがいと反省を促進します。点数が基準点に満たない場合は再研修を実施します。
新人研修
新人研修は西新校、または大橋校にて2週間程度(個人差があります)じっくり行います。生徒の前で授業ができるレベルになるまで丁寧に行います。
合宿
夏期、冬期の合宿はもちろん生徒たちの学力、モチベーションを上げるためのものですが、新人の講師がベテランの授業をじっくり観察する場でもあります。普段なかなか見られないエース講師の授業の良いところを吸収できる絶好の機会でもあります。
Classroom
Observation
講師の授業は定期的に校舎責任者からの授業見学及び品質チェックが入ります。チェック項目が基準に満たない場合は再研修となります。