みなさんこんにちは!大橋校の中野です.
受験真っ只中の生徒たちは、私立校の受験をほとんど終え、公立入試が残り約1か月に迫ってきています。受験日が近くなってくると、その焦りからか得意教科や苦手教科だけに絞って取り組んでしまう生徒がちらほらいます。得意な教科を伸ばしたり、苦手な教科を底上げすること自体は全く問題ありませんが、入試本番まで「その教科”のみ”に絞って勉強している」となると話は変わってきます。取り組んだ教科は頑張ったぶん点数も伸びるかもしれません。しかし、ほかの教科はどうでしょうか。
やらなかった教科が受験本番でも前と同じように点数が取れると思ったら、それは間違いです。みなさんは「頑張って覚えたのに次の日には忘れていた」という経験ありませんか?かなりの記憶力がない限り、次の日まで完璧に覚えている人は少ないでしょう。つまり、1晩だけでもかなり忘れてしまうのが人間です。受験本番までは今からおよそ1か月。どれだけのことが抜け落ちてしまうか、恐ろしくなりますね。すべての教科に同じだけ時間をかけろという話ではありません。力を入れる教科があってもよいので、10分、一問でもいいからすべての教科、科目に触れるようにしましょう。
学校に通っていると、「時間割はなぜ1日に複数の教科があるのか、教科書が増えてバッグが重いじゃないか」と思うことがありました。今考えると、それは受験の日まですべての教科の内容をなんとか覚え続けるように考えられていたのだと思います。たしかに、1晩でも忘れてしまうのに、3年間で学んだ莫大な内容を覚えていられるのも不思議な話ですよね。
好きな科目も苦手な科目もバランスよく取り組むことで志望校合格に必要な点数を作ることができます。好きなものに偏らず、どの科目も全力で頑張っていきましょう!先生たちも応援していまよ(^_-)-☆