こんにちは!大橋校です(*’▽’)
公立高校入試まで一か月をきっています。
いよいよラストスパートといったところですね。
私立高校入試に合格した生徒たちはほっとした顔をしています。
しかし!公立高校が第一志望の生徒たちの戦いはもう少し続きます。
最後まで講師をつかまえてじゃんじゃん質問して、演習問題を繰り返し解いて、やり直しをしましょう。
さて、今回は、たくさんの生徒が抱えている勉強の悩みのひとつについてお話します。
受験学年からも非受験学年からもしょっちゅう質問されること。
それは、
「暗記科目って、どうやって勉強したらいいんですか?」
「どうやったら覚えられますか?」
みなさん、一度は思ったことがあると思います。
理科や社会はもちろん、英語や数学だって暗記が重要。
英単語だったり公式だったり化学式だったり…
勉強って、そういったものを暗記してからが勝負なところもありますよね。
「こんなにたくさん、どうやっても覚えられない!」
という人は多いと思います。
しかし、一度や二度読んで覚えられないからといって
「もう無理!全然覚えられない!」
と思わないでほしいのです。
人間は忘れる生き物。
脳みそは、毎日毎日入ってくる大量の情報を勝手に整理してしまいます。
そうしないとパンクしてしまいますからね。
ですから、社会や理科の用語がなかなか覚えられないからといって、不安になる必要はないのです。
しかし、そんな脳のしくみに打ち勝つ方法があります。
それは、短いスパンで何度も同じ情報に触れること。
たとえば、1日2時間かけて暗記して、そのテキストを再び開くのは1週間後…
ではなく、1日30分の暗記を毎日続ける方がずっと効果があります。
これは私の経験なのですが、暗記したい一冊を大体10日で一周するのを繰り返したら、読んでいくうちに明らかに感覚が変わってきます。
10日間かけて一冊の単語帳やテキストをテンポよく見ていき、見終わったらまた最初のページに戻ります。
最初に読んだときとは別のテキストを読んでいるかのように、どんどん頭に入ってくるのです。
「勉強は繰り返して定着させるのがよい」
というのはよく言われることですが、おそらく同じ情報に何度も何度も触れるうちに、脳みそが
「こんなに何度も目にするということは、これは大事な情報なのだろう」
と感じてくるのではないでしょうか。
その状態がいわゆる「定着」なのではないか、と私は思っています。
クラス替えが行われてすぐは新しいクラスメイトの名前はなかなか覚えられませんが、一か月もすれば大体覚えていますよね。
毎日毎日名前を目にしたり、口にしたり、耳にしたりしていくうちに自然と覚えていくのです。
勉強の暗記も、そのような感じでイメージしてみてください。
単語帳を開く回数を重ねれば重ねるだけ、脳が着実に覚えていっていると思ってほしいです。
「どうせ覚えられないから、読むのやめよう」
ではなく、
「すぐには覚えられないだろうけど、今こうやって読んでいるのが最終的な定着に繋がるんだ」
と思って読んだほうが、やる気も出ますよ(^^♪
また、理科の実験や歴史はストーリー性をもたせながら覚えるのがおすすめ。
たとえば、酸化銀の分解の実験なら、
「そもそもこの実験はなにが目的なんだっけ?」
→酸化銀をただの鉄と酸素に分けること
→ということは、この実験で生まれる気体は酸素
→酸素だから、火が付いたマッチを近づけるとよく燃える
など、ひとつの物語のあらすじのようにとらえてみると、がむしゃらに暗記するよりぐっと楽になります。
「暗記」とひとことで言っても、ポイントはたくさんあります。
ポイントは
「短いスパンで何度も」、「ストーリーのように考える」
です!
今持っている単語帳やワークを使ってできるので、ぜひやってみてくださいね(^_-)-☆