皆さん、こんにちは。
筑紫修学館の伊井です。
今日も小郡大保校の校舎ブログをご覧いただきありがとうございます。
日中はまだ30℃を超えていますが、朝晩は秋を感じられる季節になりました。
筑紫修学館の2学期の授業が始まり1週間がたちました。
三国中生は試験対策、高校3年生は共通テストの願書の提出などあります。
夏期講習から続けて通常授業を受講されている方がほとんどですが、
塾に入った直後の生徒の様子で、
「この生徒は成績が伸びるな。」とわかるときがあります。
それは、難しい問題にぶつかったとき、その生徒がする行動です。
ほとんどの生徒は、初めて見る問題で解き方がわからないとき、
「うーん」と言って、固まってしまうことがほとんどです。
何から手をつけていいのかがわからないんですよね。
ところが、成績が伸びるだろうと予測できる生徒は、解法がまだピンときていないときに、問題文や図形などにある情報を手を動かして書き出して、複雑な条件を整理しているんです。
簡単にいうと「手を動かしている」ということです。
「ここの角度が135度で、補助線を入れてみたらここが…」
「この図形をひっくり返してみたら、あ、そうか、ここの対角線がこういうふうに…」
手を動かしたり、ときには紙やタブレットを動かしてみたりすることで、突破口に気がつき始めるというわけです。
いろいろ手探りで、試行錯誤をしながら「あれはこれは」と思考を巡らせる生徒が、
最近は減ってきている印象を持ちます。
勉強の過程では、試行錯誤(もたもたすること)はとても大事なんです。
だれでもやり始めたときから一発でできるようになるということはないですよね。
どんな一流の人だって、最初は考え込んだり悩んだりするはずです。
もたもたすることをしばらく続けると次第に思考が確立していって、
なるほど!こういうことか!というコツがつかめていくものです。
手で書いてみて情報整理していくうちにひらめきが早くなっていきます。
ネットなどには問題の解法があふれている時代です。
たしかにこれを使えば正解が出せるという確信が持てます。
しかし、正解の出し方だけを追い求めていくと、
確信が持てなかったら前に進めないという状況に陥ってしまうかもしれません。
勉強の過程ではいろいろと探っていくことって大事ですし必要でもあると思います。
昨今、入試では正しい解法を知っているかどうかだけを問うような問題は減少しており、
わかっている条件をどう使うか?どのような切り口で考えるか?ということが問われます。
正解を問うのではなく、正解までの過程を考えながら近づいていけるかということが重要です。
暗記のみで成果を出すことができない、思考力を問う問題が多いのはこのためです。
社会に出ると正解が提示されているようなトラブルはほとんどありません。
正解がない(もしくはわからない)状況で、
試行錯誤して問題を解決できる能力を持っているかどうかが大事になってきます。
社会に出る前に、教科の勉強をするなかで思考力・判断力を磨いていくことが必要ですね。
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このブログはこんな人が書いています!
伊井貴宏
八女高校→山口大学工学部応用化学工学科卒業
塾講師歴25年 筑紫修学館歴13年
筑紫修学館 教務長
小郡大保校 校舎長
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