こんにちは。
本日も筑紫修学館小郡大保校のブログをご覧いただきありがとうございます。
定期試験も終わり、小郡大校の中3生たちは、
私立高校入試の過去問題演習の最中です。
1週間で1年分ずつ実施し、採点・やり直しを集中して行っています。
日々の塾での勉強と宿題も別にありますので、
生徒たちもスケジュール通りに進めるのが大変そうです。
しかし、私立高校入試は公立高校入試の前哨戦となる重要なものです。
多くの高校では普通科の中にレベルごとのコースに分かれていることが多く、
回し合格という制度があるため、合格することがほとんどですが、
どのコースで合格するかがとても重要になります。
志望する公立高校にあったレベルのコースで合格を果たすことで、
公立高校の受験へのモチベーションが高まります。
九州産業高校を例にすると、
大まかなの目安ですが、
明善高校志望者→スーパー特進コース、
久留米高校志望者→特進コース以上、
小郡高校志望者→準特進コース以上 での合格が必要です。
過去の塾生の合格の状況を分析すると、
スーパー特進コースから特進コースで回し合格になった生徒で、
明善高校に合格した生徒もおりますが、
公立高校合格後の得点開示の結果ではかなりぎりぎりでの合格でした。
久留米高校と明善高校で受験校を迷っているご家庭では、
私立高校での結果をもとに考えるということも少なくありません。
滑り止めとして考えている高校であっても、
その後の第一志望校の受験に大きく影響を与えますので、
全力で対策を行わなければなりません。
10年前は各高校で入試問題の傾向や難易度がかなり異なっておりましたが、
近年は福岡県公立高校入試に即した傾向に変更している高校も多いですね。
受験生の負担をを極力少なくして、
なるべく多くの生徒に受験してもらいたいという、
私立高校の気持ちが表れていると思います。
しかし、高校の伝統と考えで出題方針を一切変更しない高校も多くあります。
大濠高校の入試問題は県立高校入試と一線を画しておりますね。
問題も複雑なため、受験する生徒には、
小郡大保校では担当講師を決めてきめ細かく対策を行っています。
過去5年分は入試問題演習を行っておいてください。
オープンキャンパスで1~2年分の入試問題が配られることが多いですが、
上位コースで受験をされる方はそれだけでは不足しています。
私立高校では入試の得点で特待生が決まることも多いですので、
1点でも多く得点することが大切です。
5年分を行うことで、いろいろなことに気が付きます。
「英語が3年前から急に難しくなったな。」
「毎年連立方程式の文章題では個数と金額の問題が出ているな。」
「三角形の合同の証明と相似の証明が交互に出ているな。」
などを知ることで、私立高校入試まで残り1か月強で
何を勉強すべきかということがわかると思います。
1冊2000円程度ですので滑り止めであってもぜひ購入し取り組んでください。
これまでは九州産業高校の過去問題は
オープンキャンパスでもらう必要がありましたが、
今年から書店で市販もされるようになりました。
また、小郡市は福岡地区と筑後地区の境に位置しておりますので、
福岡地区私立高校と筑後地区私立高校の2つを受験することをお勧めします。
筑後地区私立高校前期入試は2021年2月3日
福岡地区私立高校前期入試は2021年2月5日です。
今年はインフルエンザだけではなく、
コロナウイルスに関しても注意しなければなりませんので、
福岡地区私立高校入試で力を出し切るための練習としても、
両地区の受験をしておくことでより安心できると思います。
最後に1点注意があります。
コロナウイルスの休校の影響で、
入試の出題範囲が変更になっている高校があります。
九州産業高校では、
数学・理科に関して出題範囲が縮小されています。
高校のホームページで情報提供されていますので、
ご受験の高校の情報はこまめに収集しておいてください。
九州産業高校 令和3年度入試出題範囲について
https://www.kyusanfukyusan-h.ed.jp/information/archives/618
1週間で1年分の過去問題演習とやり直しを今週から始めれば、
5年分の私立専願入試の直前までに終了させることができます。
年末年始であわただしくなりますが、
受験生のお正月は合格後という気持ちで、
完全燃焼してほしいと思います。