みなさん、こんにちは。
本日も筑紫修学館小郡大保校のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
先日大学共通テストが終了しました。
当日は、小郡大保校では、
自己採点会と直前学習についてのコンサルティング面談を行いました。
当日は19:00頃から生徒たちが集まり始め、
体調不良の生徒を除き全員が集合しました。
出願校の正式決定は各予備校のリサーチ結果が戻ってきてからになりますが、
当日のうちに以下の内容を決定し、
翌日からすぐに対策が始められようにしました。
①共通テストの素点から、各大学ごとに傾斜をかけて算出
②①と過去の合格最低点から、2次試験での得点目標の設定
③出題傾向から2次試験に向けた学習ポイントの決定
④③にあった教材の選定と発注
翌日高校で自己採点会がありますが、
それに先立って、そこまで決めておくことで、
大保校生は、周りの受験生よりも心理的に余裕をもって対策が始められると思います。
私がセンター試験を受験した時の高校での自己採点会は、
・予想以上に得点できて歓喜する生徒
・失敗してしまい泣き出す生徒
・その日以降は高校に来ずに、自宅で勉強すると言い出す生徒
など「阿鼻叫喚」の状況でした。
私は運よく得点できた方でしたが、その時の様子は今でも忘れません。
精神状況は勉強に直結します。
メンタルがボロボロの状況で勉強をしても成果は期待できません。
思ったとおりに得点できなかった生徒こそ当日塾で面談を行い、
気持ちを一新させて翌日から合格目指して最後まで頑張ってほしい。
そんな気持ちで当日の自己採点会+コンサルティング面談を続けています。
昨日数学の共通テストを解いてみました。
数学ⅠAでは日常の事象からの出題が見られました。
これまでと最も異なるのが誘導のない設問があったことです。
誘導がある問題は出題者の意図が分かりやすく、次に何をすればいいのかが
分かりやすいことが多いのですが、
それがないと解答を出すまでの過程を自分で見通しを立てなければならず、
その部分で思考力が問われました。
昨年度よりも10分間試験時間が伸びましたが、
それ以上に時間がかかる問題が多なっています。
数学ⅡBでは数学ⅠAと異なり丁寧な誘導がついており、
計算量も減っていました。しかし、問題の文章量は多くなっていたため、
文章を読む読解力をつける練習をしていた生徒には取り組みやかったと思います。
しかし、複数の選択肢から当てはまるものを選ぶ問題が増えていました。
河合塾の平均点予測(1/19現在)では
数学ⅠAで(昨年度)51.88点⇒(今年度)58点の+6点
数学ⅡBで(昨年度)49.03点⇒(今年度)60点の+11点
になっています。
【河合塾共通テスト平均点予測】
https://www.keinet.ne.jp/center/average/21_index.html
高3生は昨日決めた計画に従って、頑張るのみです。
本日のブログで最もお伝えしたいのが、
この状況を見て高2生がすべきことです。
「自分たちの入試はあと1年だな。」と思うだけでは意味がありません。
各予備校から発表されている情報をもとに、
今自分ができることは何か?
何をいつまでに終わらせばいいのか?
など1年後の自分自身を具体的に考えてイメージすることが大切です。
現役生で第一志望校に合格した生徒の中で最も割合が高いのが
「高2生の3学期に受験勉強を始めた生徒」です。
その割合はある予備校の調査では4割以上、
部活動が終了する高3の5月から受験勉強を開始した生徒は3割、
夏休みから開始した生徒は2割だそうです。
国公立大学を希望する生徒は
夏休みは大学共通テストのための社会や理科を総復習する時期です。
英語数学国語に関しては夏休みに入るまでに一通りの総復習は終わらせておくのが理想です。
そこから逆算すれば、6か月前の高2の3学期に始めなければなりません。
現役生は今始めるのが最も合格可能性が高く、
これから徐々に合格率は低くなります。
高校受験と同じように夏休みからの取り組みでは間に合いません。
高2生に意識を高く持ち、少しでも余裕をもって受験してもらうために、
筑紫修学館では、高2生向けの共通テスト準備講座を実施します。
今週末に迫っておりますので、
今から受験対策を開始したいという気持ちを行動に移してみませんか?
頑張る皆さんの参加をお待ちしております。
詳細は筑紫修学館のHPをご覧ください。