皆さん、こんにちは。

筑紫修学館小郡大保校の伊井です。

本日も小郡大保校の校舎ブログをご覧いただきありがとうございます。

今日指導時に、中1生と話をしていて、考えたことがありました。

今日学校で一つの話し合いがあったそうです。

テーマは「効率的な勉強法をみんなで話しあおう！」というものです。

中1生はこれまで定期試験が3回実施されました。

小学校までは単元ごとにテストがありましたので、

中学のように一定期間に一気に5教科のテストが実施されるという形式では、

その為の対応をしておかなければ得点できないため、

そのやり方をみんなで考えようという話し合いだったようです。

しかし、話の内容が少しずれたことを中1の塾生が話してくれました。

あるきっかけから、

「『お母さんやお父さんが勉強しなさい！』としつこく言うので面倒だ。」

という声が上がったようです。

クラスの大多数が同様のことを思っていたようです。

生徒の気持ちもお母さんの気持ちもどちらもよく分かります！

私は中12のころは言い訳ばかりする子供でしたので、

「いちいち言われなくても、ちゃんとするし。」

「いろいろ言われたら、勉強をする気が無くなった！」

などと言い訳していました。

その話をしてくれた中1の塾生も同じような気持ちだったのでしょう。

私も大人になり、当時の母親や父親の気持ちもくらいわかります。

「ガミガミ言ってもしかたないけど、言わずにはいられない。」

これが正直な気持ちではないでしょうか？

そこで私はその生徒にこう言いました。

（伊井）「なんでお母さんはそんなにうるさく言うのかな？」

（生徒）「うーん。なんでだろう？わからない。」

（伊井）「お母さんの立場になって考えてごらん。」

（生徒）「テストでよい点数を取ってほしいから。」

（伊井）「そうだね。でもそれだけ？」

（生徒）「うーん。」

（伊井）「それは、お母さんが良い点数が取れるか心配しているからだよ。」

（生徒）「ワークもやっているのに…。」

（伊井）「部屋には監視カメラとかついていないよね。どうしたら、お母さんは安心する？」

（生徒）「………。」

（伊井）「塾でその日に習った分野のワークはその日のうちにするように言っているよね。」

（伊井）「『今日は数学のワークを■ページから▲ページまで進めたよ。』と毎日伝えてごらん。」

（伊井）「1週間ぐらいしたらお母さんからあまり言われなくなるよ。」

これは私が中3の時に実践した方法です。

何がお伝えしたいかというと、

自分自身が望まない状況が生まれたときに、

相手も自分も納得できてプラスになる状況に変えるために、

どうするかを考えることがとても大切ではないかということです。

嫌なことから逃げ回っても仕方ありません。

嫌なことをじっと我慢するのも精神衛生上よくありません。

知恵で状況を変えることは可能だと思います。

物事のとらえ方や行動を変えることで見え方や感じ方を変えられるようにしたいですね。

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このブログはこんな人が書いています！

伊井貴宏　

八女高校→山口大学工学部応用化学工学科卒業

塾講師歴24年　筑紫修学館歴12年　

筑紫修学館　教務長　

小郡大保校　校舎長

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