大学入学共通テストの追試験が1月28日、29日に行われました。
今年はコロナを理由に追試に回った人の数が昨年の8倍を超えたとのことで、追試験の対象者は過去最多になったそうです。
一方で、本試を受けた受験生は国公立大学への出願を開始しています。
今年は昨年に比べると平均点が高く、強気の出願が増えるのでは?という声も聞こえてきます。
この時期、学校の面談でこれまで全く候補に入れていなかった大学への出願を勧められた、なんてこともよくあります。こうなると、私大入試対策や国公立二次試験対策に全力を注ぎたいこのタイミングで、大学調べに時間を割かれることになってしまいます。
志望校と言われると一つに決めないといけないと考える人が多いですが、実際の受験校は共通テストの結果次第で変わってきます。
勉強の動機づけのための志望校は1つに絞った方が気持ちが入りやすいかもしれません。一方で、この時期に慌てなくていいよう、受験校の候補は予めいくつか用意しておく方が賢いと言えるでしょう。
このように、共通テスト~国公立出願までの動きはかなり慌ただしいので、高校2年生以下の人はそのことを頭に入れたうえで準備を進めたいですね。
「備えあれば憂いなし」は気持ちの問題ですが、「段取り八分、仕事二分」という格言もあり、こちらは成果に関するものです。周到な準備によって、気持ちだけでなく結果を変えることができます。
高校2年生は受験まであと1年を切ったことになります。
今年の受験の様子をよく観察して情報収集しつつ、周到に準備を進めていきましょう。