早いところでは先週末から私大入試が開始しています。私大前期入試は今週から来週までがピークとなり、2月の後半には合格発表が行われます。
共通テストが終わって約半月ですが、皆さん準備は間に合ったでしょうか。
自分が受験する大学の過去問を解いて対策を行った生徒が多いと思いますが、こんなときに困るのが解説の少なさです。
過去問演習の落とし穴
最近は問題と解答を公表してくれる大学が増え、解答については簡単に知ることができるようになりました。しかし、解説となると話は別です。
もちろん解説までは大学は公表してくれませんし、赤本もスペース等の影響もあってか、解説がコンパクト過ぎて自分の疑問が解消されなかったり、そもそも知りたい問題の解説が省略されていたりという愚痴を聞かされることが多々あります。また、これは赤本に限りませんが、数学や物理を中心に、解説の解説が欲しくなるなんてことも。もちろんあるのと無いのとでは大違いですが、赤本の解説だけで満足できる受験生は多くないような印象を持っています。
入試問題は発展的な問題が多く、特に丁寧な解説が欲しくなるところです。加えて、演習時間の長さや受験校によって問題が異なることから、過去問演習は自学で行う割合が圧倒的に高いと思います。であればこそ充実した解説が欲しくなるところですが、あまり教材が充実しているとはいいがたい状況かなと思います。
一部の学校では、受験者が多い大学については、過去問の解説を授業で行うということをやっているようです。ただ、どうしても一斉講義形式では少なからずズレが出てきてしまいます。自分が分かっているところを長々と説明されたり、逆に分かっていないところをさらっと流されたりということが起きるのは避けられません。(中にはそもそも自分の受験校でない過去問を解かされている生徒も混じっていたり。)この時期は生徒も焦っており、解説を見て自分が気になるところだけ質問したいという意見(愚痴?)を聞かされることが多いように思います。
せっかく生徒の気持ちが勉強に向かっている時期なので、うまく捉えて生徒の学びを促進できるといいなと思います。その点、塾では個別に解説ができるので、この時期は特に問題消化量と授業の充実度が激増します。真剣に考えた後なので、「自分はこう考えた」とか「ここまでは分かった」といった指導に役立つ情報も豊富に与えてくれ、知りたいという気持ちが高まっている状態で解説を聞くので感嘆の声が漏れることも多々あり、伝わっている感がすごくあります。常にこの状態だったらなと思うばかりです。
いよいよ今年度の大学入試も大詰めを迎えています。全国的にはコロナも流行り始めているようですが、体調に気をつけて頑張りぬきましょう!
春期講習の募集を開始しています。
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春は比較的席がとりやすくなっておりますが、高等部の残席は多くないためお早めにお問い合わせください。