皆さん、こんにちは。
筑紫修学館小郡大保校の森です。
本日も小郡大保校の校舎ブログをご覧いただきありがとうございます。
夏休みも近づき、早いところでは共通テストの対策が始まった高校もあると思います。
一般入試で国公立大学を受験する皆さんは基本的に「共通テスト」を受けることになりますよね。
私は数学科出身なので毎年数学を解いているのですが、センター試験から共通テストに変わり、求められる力が変わってきていると感じています。
今日は共通テスト数学で点数を取るために受験生に必要な力について少しお話したいと思います。
結論から言うと、求められる力は「読解力」です。
ただし、国語の問題を解く際に求められる「読解力」とはまた違う力だと私は思っています。
私も昔受験したセンター試験は、基本的な公式や解法がそのまま使えれば8割くらい取れる試験でした。よく言えば「基礎知識が身についているかを測ることができる」、悪く言えば「数学が得意な人はそれほど考えずとも、反射で解けてしまう」といった印象です。
そのセンター試験を文部科学省は次のように評価しています。
これまでのセンター試験では、問題解決における構想から結論に至るプロセスがあ
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2017/10/24/1397731_002.pdf
らかじめ文脈として提示され、受検者は、与えられたそのプロセスに沿って必要な数
値を求めていく、「与えられた問題解決の過程を再現する力」を測る問題が中心とな
ってきた。
また、各大学の個別選抜の問題では、いわゆる証明問題を含む問題解決のプロセス
全体を問うものが多いが、個別選抜で数学が課されない入学希望者に対しては、能力
の評価が「与えられた問題解決の過程を再現する力」にとどまる場合が多い。
大学や社会に出て必要な力は「問題自体を自ら見つける力」、「問題解決のプロセス全体を考え、実践する力」ですから、変える必要があるという結論に至ったのでしょう。
センターから共通テストに変わって様々な部分が変化しましたが、特に顕著なのは分量の増加です。
センター試験時代は大問1つあたり見開き1ページで完結していることが多かったのですが、今は見開き2ページあるのが普通という状態になってきています。
数学IA大問2のデータ分析はページ数をかなり使うので見開き3、4ページあることも普通になっています。
これだけ膨大な分量を70分で読み、理解し、解く必要があるわけです。
さらに、内容についても日常生活に即した場面を考えたものになっており、その場で文章を読んで事象や概念を理解して考えていくというものが増えました。
以上のような変化を踏まえると、数学の試験ではありますが、やはり「読解力」がとても重要であると言えるでしょう。
この読解力というのは、事象や概念の説明を理解し、それを数学的な表現に直して問題解決につなげることができる」という力だと思います。
これはただ問題演習を積むだけではなかなか身につかないものだと思います。
演習中に問題文と解説を見比べて、「こんな言葉があったら、こういう考え方を使っているな」とか、「こういう問題を解くときには、この考え方と、この考え方を組み合わせて解くといいんだな」とか、問題に対して分析をしながら解いていくということが大事です。
数学的読解力を身に着け、共通テスト数学でいい点を取って志望校合格を目指していきましょう。
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このブログはこんな人が書いています!
森 駿介
筑紫丘高校→九州大学理学部数学科卒
生徒時代から数えると筑紫修学館歴約11年