みなさんこんにちは。筑紫修学館春日白水校です。
筑紫修学館では先週10/17(土)に「高校入試傾向オンライン説明会」を実施しました。
ご参加いただいた保護者の皆さま、ありがとうございました。
これから本格化してくる受験対策を前に、各高校の受験状況や入試制度、入試問題平均点の推移など受験情報をご説明させていただきました。今後の学校での三者面談や塾での三者面談で志望校を確定させていきますが、その前にしっかり成績を上げられるよう精一杯指導していきます。
さて、高校受験といえば前回のブログで書きましたが、今年は休校期間での勉強の遅れの影響を考慮し、入試の試験範囲が縮小・削減される都道府県が多くあります。
そして先週時点では福岡県はまだ出題範囲についての発表がされていませんでしたが、先日ついに福岡県でも試験範囲が縮小されることが発表されました。
気になる内容は以下の通りです。
【福岡県教育委員会が来春の高校入試出題範囲から除外を決めた内容】
数学:「三平方の定理」の活用、標本調査
社会:公民的分野【私たちの国際社会の諸問題】
理科:第1分野「科学技術と人間」、第2分野「自然と人間」
国語:中学3年で新たに学ぶ漢字
英語:中学3年で新たに学ぶ英単語、英熟語
いかがでしょうか。
全体的に大幅な縮小ではないという印象です。
受験生の皆さんは範囲があまり縮小されないことに対しては「ええー」と思うかもしれませんが我々講師の感想は少し違います。
だって考えてみてください。
試験範囲が大きく縮小されることになれば当然問題傾向も大きく変わります。これまで出題されなかった問題や難易度の問題が多く出題されることになるでしょう。塾の指導というのはこれまで培ってきた多くの受験情報、入試情報から学習させるポイントを選び生徒たちが入試問題を解けるようにすることです。いわば「経験」という大きな武器を持っています。
しかし、試験範囲が大きく縮小されまったく違った傾向で出題されるようなことになれば、これまでの経験が活かされず、受験対策の方法が変わったり、過去問の活用が難しくなったりなどしてしまいます。その場合、どうやって生徒たちの力を引き上げてあげて、入試問題に負けない力をつけさせてあげるべきか悩んでいたところですので今回の発表は正直少しほっとしています。
とはいえ、注意すべきは「数学」ですね。
図形問題のキー単元となっていた「三平方の定理」が基本までしか出題されないとなっています。
大問5の平面図形、大問6の空間図形で三平方の定理を使わずに長さを求めることが必要な問題が出題されるのでしょうか。そうなると大事になってくるのは正確に図形を読みとる力です。平面図形で相似な三角形を見つけたり、空間図形で位置関係や切断面を読みとったり。対策のヒントとしてこれまで以上に図形を正確に読み取る練習をしておきましょう。もちろん塾ではそういった練習をしっかりさせていきます。
今回は前回に引き続き高校入試についての内容で最新情報をお届けしました。
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