筑紫修学館西新校では、先週10/17(土)に「高校入試傾向説明会」を行いました。今年は新型コロナ感染症の流行を受けて、オンラインでの開催となりました。
ご参加いただいた保護者の皆さま、ありがとうございました。
高校の入試制度や、福岡県の公立私立高校の状況、公立高の入試問題の平均点の推移など受験情報をご説明させていただきました。これから本格化する受験勉強に向けて、生徒も改めて気を引き締めなおしてくれたことと思います。
今年は、新型コロナ感染症の流行による長い休校があったため、学校での勉強の遅れが指摘されていました。各地域で、その影響を考慮し、公立高校入試の試験範囲を縮小するという発表がなされていました。夏ごろの報道では、福岡県はまだ決まっておらず検討中という話でしたが、先日ついに福岡県の公立高校入試においても試験範囲が縮小されることが発表されました。
その内容は主に次のようなものでした。
【福岡県教育委員会が来春の高校入試出題範囲から除外を決めた内容】
数学:「三平方の定理」の活用、標本調査
社会:公民的分野【私たちの国際社会の諸問題】
理科:第1分野「科学技術と人間」、第2分野「自然と人間」
国語:中学3年で新たに学ぶ漢字
英語:中学3年で新たに学ぶ英単語、英熟語
詳細は福岡県のホームページに記載されていますので、受験生は是非チェックしておきましょう!
英語の中学3年で習う単語・熟語については、問題文に全く含まないわけではなく、含まれる場合は注をつけるそうです。長文で注がたくさんあるとそれはそれで読みにくそうな気がしますが、英単語を覚えるのが得意でないという人にとっては朗報かもしれません。
数学の三平方の平面・空間図形への活用の縮小は、数学が得意な人にとっては要注意です。今までは数学の大問5と大問6の難しい問題では三平方を使うのがお約束になっていましたが、そこが変更になるかもしれません。今年の数学の図形では、どんな問題が出されるのか楽しみになってきましたね!
ただし、私立校高校も同じように縮小するとは限らないので、受験生は一通り教科書の内容はやっておくべきでしょう。またこれを受けて私立高校からも試験範囲の変更等が発表されるかもしれないので、自分が受験するつもりの高校については耳をそばだてておいたほうがいいかもしれません。
皆が一生懸命合格を目指して勉強しているので、決して楽はできません。着々と残された時間が減って行きますが、まずは次の定期考査に向けて頑張っていきましょう!