皆さん、こんにちは。
筑紫修学館小郡大保校の森です。
本日も小郡大保校の校舎ブログをご覧いただきありがとうございます。
先日、大学入試センターから
得点調整は行わない
と発表されました。
今回は得点調整の状況についてちょっとだけ見ていきたいと思います。
得点調整とは?
共通テストの得点調整とは、同一教科内の科目間の試験の難易度差を
補正するために得点を変化させる仕組みです。
同一教科内なので、例えば物理・化学・生物・地学の間での得点調整はありますが、
物理・日本史のように別の教科間での得点調整は行われません。
また、受験者数が1万人未満の科目も得点調整の対象とされません。
直近では2年前の理科で得点調整が行われていましたが、地学の受験者が1万人未満だったため、
調整は物理・化学・生物のみでおこなわれていました。
この調整によって、どの科目を選んでも受験生間で公平に評価されることを目指しています。
直近では2年前の理科で得点調整が行われていましたね。
得点調整が行われる条件
大学入試センターによると、
原則として、20点以上の平均点差が生じ、これが試験問題の難易差に基づくものと認められた場合
に得点調整が行われるとのこと。
今年の中間集計その2時点での平均点の差は最大で物理・化学間の13.63点ですから、
難易差はあっても、得点調整するほどの差ではないということになりますね。
得点調整の方法
得点調整が行われる場合は、「分位点差縮小法」と呼ばれる方法で得点が調整されます。
細かい計算方法は割愛しますが、平均点が最も高い科目は得点はそのままで、
他の科目の得点がプラス方向に調整されて差が縮まるような形になります。
※各大学の二次試験では別の方法で計算されることもありますのでご注意ください。
新課程と旧課程での差についての私見
旧課程数学IAは新課程数学IAよりも平均点が6.24点高い
旧課程数学IIBは新課程数学iIBCよりも平均点が7.73点高い
という状況だそうですが、私はこの得点差は問題難易度の差ではないと考えています。
では、なぜこのような差が生まれたか。
現役生と浪人生の経験の差
ではないでしょうか。
浪人生は少なくとも2回目の共通テストですから、
現役生よりも問題形式や受験そのものへの慣れがあると思います。
これが旧課程と新課程の平均点の差につながったと考えています。
もしこの得点の差が20点だったとしても、得点調整されたかどうか怪しいのではないでしょうか。
試験問題の難易差に基づくものと認められない可能性がありますからね。
おわりに
今回は共通テストの得点調整について見てみました。
今年受験をする皆さん、平均点というのは確かに一つの指標ではありますが、
あくまでライバルは同じ大学の同じ学部を受ける受験生です。
点数が良くても調子に乗ることなく、点数が悪くてもあきらめることなく、
最後まで1点でも多く点を取ることを目指して頑張っていきましょう!
来年以降受験のみなさん
新課程や新制度の2回目というのは非常に怖いですが、
受験する科目はそう簡単には変えられません。
どんな問題が来てもそれまでに勉強してきたことを出し切るのみです。
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このブログはこんな人が書いています!
森 駿介
筑紫丘高校→九州大学理学部数学科卒業
塾講師歴10年 筑紫修学館歴11年