スタッフブログ
みなさん、こんにちは(^^)/
オンライン家庭教師 ネット塾『わかるらいぶ』の山本です!
今朝も通学する小学生を見かけましたが、みんなランドセルを背負って登校していました。
昔に比べて、いろんな色のランドセルが目立つようになってきました。
そのとき、ふとあの大きなランドセルには、いったい何が入っているんだろうと気になってしまいました。
小学生の授業で聞いてみたところ、教科書、ドリル、ノート、筆箱、体操服、水筒そしてICT端末を持っていくことが多いみたいです。
一方で、給食エプロン、裁縫道具、習字道具、絵の具、図書室で借りた本なども持っていくことがあり、そのときは荷物がとても重くなることがあるそうです。
体操服などは使用後に洗わないといけないので持って帰るべきでしょうが、教科書類はどうなのでしょうか?
小学生の荷物について考えてみたいと思います。
■教科書の重さ
そういえば昔、国会でも教科書の重さが問題になっていました。
教科書は改訂されるたびにページ数が増え、カラーページが増えたことにより紙質自体もしっかりしたものに変わり、その分重くなっているということでしたね。
教科書自体が重くなっているので、最近の小学生の荷物は重くなってしまいます。
わかるらいぶの生徒や保護者の方に聞いたところ、教科書の重さは4kgを超える日が多いということでした。(実際に計ってもらいました。)
小学生は、これだけの教科書を毎日背負っているのですね。
■ICT端末の重さ
GIGAスクール構想により、小・中学生の児童・生徒には一人一台端末が行きわたっていると聞きます。
私が担当している生徒の話では、学級閉鎖などにより、突然、自宅からリモート授業を受けることになる可能性があるため、ICT端末を毎日持って帰るようになったそうです。
端末の重さは1.5kg以下と規定されています。
片手で持てない重さでもありませんが、小学生には少し重いですね。
■小学生が背負っている荷物の重さ
ランドセル自体の重さの平均は、調べたところおよそ1.2kgということでした。
ここに、教科書・ノート・筆箱・ICT端末・水筒が加わり、その他のものも加えると7㎏を超えるそうです。
10㎏を超えることもあるという話でした。
背負う荷物は、体重の15%までが目安という話なので、荷物の重さが7㎏を超えるということは体重が46.7kg以上でないと適正な重さとは言えませんね。
この体重となると、高学年の児童の一部だけが該当することができます。
■ランドセルとICT、これからの小学生
はじめに見たように、ランドセルの中には、教科書とICT端末がどちらも入っています。
ここをどうにかしてICT端末だけにはならないのでしょうか。
実は、デジタル教科書は各社ですでに実用化されています。
しかし、すべての生徒がデジタル教科書の使用を許されているわけではないので、デジタル教科書を使うためには特別な申請が必要ということです。
そういうことであれば、宿題で使用するページだけのプリント教材を作るなどして、教科書を持ち帰らなくてもいいように工夫してほしいですね。
どうしても手書きを宿題として課すのであれば、教科書ではなくノートだけの持ち帰りでも事足りるように思います。
教科書がなければ、荷物はずいぶん軽くなりそうです。
いずれ、自宅での勉強道具は、ICT端末だけになるのではないかと思っています。
そして、試験もすべてICT端末で行えます。
「インターネットで調べたら答えがわかる」という意見が聞こえて来そうですが、インターネットで調べたらわかるような問題であれば、覚えなくても知りたいときに調べればいいです。
これまでのように「○○が起こったのは何年」というのは、調べれば済むので覚える必要はないです。
何も歴史は勉強しなくていいと言っているわけではありません。
大事なのは「何が起こったから、だれがどう考えて、次に何が起こったか」です。
歴史から学ぶことは、非常に重要です。
これからの学問は、効率よく調べる方法を学んだり、調べても答えが見つからないものについて考えたりすることに変わっていくのだと思います。
そのときに、高価な「ランドセル」が必要なのかどうかも見極めてほしいです。
時代は変わっていき、生活スタイルも変化します。
今までの常識や伝統を重んじるのは、実は楽ですけども、変わらないといけないように思います。
わかるらいぶでは、今までの常識にとらわれず、変化する教育に合わせてお伝えしたいです。
オンライン家庭教師 ネット塾『わかるらいぶ』 山本
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