センター国語において、知識のポイントで多くの答えを絞ることができて比較的手間がかからないのが古文と漢文ですが、最もそれが顕著なのが漢文です。そして漢文において「知識」というのは、ズバリ、句形のことを指します。センターに出る(解答の決め手になる)句形というのはほぼ決まっていて、使役、受身、疑問、反語、否定、比較、抑揚、限定、詠嘆の形さえ押さえておけば後は過去問で演習を重ねるだけで高得点(15分以内で8割から満点)が期待できます。学習上のポイントとしては、句形の勉強をダラダラとやらないことです。漢字の書き取りの勉強をするわけではないので、基本的には目で見て慣れて覚えるだけで大丈夫です。ほとんど勉強したことがなくても、3時間ほどで上記の句形をすべて網羅できるはずです。その後、知識のブラッシュアップを兼ねて過去問演習にとりかかりましょう。短期間での攻略が可能なセンター漢文。国語が苦手だという理系の生徒であっても、ここで手を抜いてしまうのはもったいないです。1点でも多く、点数をもぎ取っていきましょう。